久しぶりに実家へ帰り、家族で夕食を共にしました。
父がテーブルワインを用意していて、1本開けてくれました。スペインの赤で、ラズベリーのアロマがして、とてもおいしかったです。
母には、あなたはまるで連絡をしないし、たまに帰ってきなさいとひと言。
久々に顔を合わせた父とは、音楽の話で盛り上がりました。
東京文化会館ではいつも5階席で、崖っぷちで音楽を聴いているそうです。可笑しい。
この間は神尾真由子とミロスラフ・クルティシェフ(Miroslav kultyshev)のリサイタルを聴いて、特にクルティシェフのチャイコフスキーはロシア人がチャイコを弾くとこうなるのか、と面白かったそう。おふたりのかわいいお子さんもいらしていたそうです。
水戸室内管弦楽団が公開指導レッスンをする、高校生が吹奏楽で演奏するバッハのシャコンヌで、演奏を聴いた小澤征爾が一言口出しをしたら演奏が劇的に変わった話など、父とのトークは尽きません。私にとって父は一番の音楽仲間であり、また父のほうでも、そう思ってくれているといいのですが…
母の言うように奔放な要素のある私ですが、家族とあたたかい時間を過ごすことは幸せです。