花のもとにて春死なむ

2016/04/13 7:22


桜が咲きました。
今年の桜は、私の目には最初 不穏なものに映りました。儚くて不安定なもの…
小さなことが重なった時だったので、そんな風に花に心情が映ったのかもしれません。渡辺有子さんの本だったか”桜の季節は苦手”と書いてあったのがよく分かりました。

でも、何にしても桜は綺麗で、桜の木のそばにいたい。
この間は仕事が早く終わったのでその足で夕暮れの公園へ行きました。桜祭りがひらかれていて、ふわふわと咲く桜の木の下に大判焼きや焼きそばの屋台が出ていて、皆穏やかに楽しそうで…、うんやっぱりいい季節です。







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7日、古いお寺にある桜を見に行きました。
西行法師がこのお寺に立ち寄った際

盛りには などか若葉は今とても 心ひかるる糸桜かな

と詠んだといわれる、その名も西行桜があるといいます。


落ち着き払った雰囲気の古寺です。
お寺の入り口の桜も綺麗だった。幹が苔むして、境内とマッチしていて
神社仏閣と桜の組み合わせは良いですね。



大きな天狗がいました。2mくらいあった。たぶん。

そして、お寺の裏手にある西行桜を見に行ったのですが、残念ながら花は盛りを過ぎていました。木はとても立派で、二股に分かれていて古木ならではの迫力があっただけにとても残念です。「盛りには などか若葉は今とても 心ひかるる糸桜かな」と詠んだ西行も、桜の花は見られなかったのですね。私たちも西行さんと同じ気持ちに。
またの機会に…



実はこの日はどしゃ降りで、無理をして出かけたのですが、雨に濡れるお寺はそれは趣がありました。お池のところに咲いていた水芭蕉は見られたし、桜のほうはまた見に行くという楽しみができたかな。

西行法師の詠んだ、とても有名な

ねがはくは 花のもとにて 春死なむ その如月の 望月のころ

という歌が好きです。花のもとにて春死なむ。願わくば花の盛りに死にたいものよ。この場合の花とは梅のことだと思いますが、潔い歌だと思います。



昨日は、カタクリの花を見に山へ出かけました。
こちらはいいお天気で、お花もちょうど見ごろで楽しめました。


ちょっとうつむき加減に咲く紫のカタクリのお花はとても可憐だった。
広い山の中に白いカタクリの花があるので、探してみてくださいと書いてあったのだけど見つかりませんでした。見つけた人いるのかな?きっと至難の業です。



そして野山でヨモギをたっぷり摘んできました。
ゼンマイもあったけどそちらは花が咲いてしまっていたので収穫できず。
手がヨモギの汁で緑になりました。でも良い香り。

そして今日の朝ごはんにヨモギごはん。春の贅沢。とてもおいしく食べました。



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近よく朝食に作る、かぼちゃとナッツのメープル炒め。

・かぼちゃ2かけ
・アーモンド、くるみ2つまみ
・クラッカー1枚(あれば)
・メープルシロップ
・醤油


1.かぼちゃは乱切り、ナッツは適当に刻む
2.フライパンにココナッツオイル(オリーブオイルでも)をひいて中火でかぼちゃを静かにソテーする。少し焼き目をつけると香ばしくておいしいけど、フライパンの中で転がすと身が崩れるのであまり動かさないように
3.ナッツを加える
4.クラッカーを手で砕きながら加える
5.メープルシロップと醤油を加えて甘辛く炒める。濃い目の味に仕上げるとよい

ほかに、青菜とインゲンのピーナツペースト和えもよく作ります。
ナッツの入ったお料理好きなんです。中華の腰果鶏丁、いわゆるカシューチキンとか大好き。

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