Émile Gallé "Nature and Symbol" ガレの庭展

2016/04/29 18:54


連休初日、友達と朝の美術館で待ち合わせ。



なんて清々しいのでしょう。
新緑がきれい。

エミール・ガレ「ガレの庭」展を見に行ってきました。
ガラス芸術ではルネ・ラリックはずっと好きでしたが、ガレについてはこれまであまり触れる機会がありませんでした。
今回の展示は有名な作品が一同に会しており、初めて実物を見るガレの作品群は、アール・ヌーボーの優雅な美しさよりもジャポニズムに影響を受けた茶器のような侘び寂びの印象が勝っていて、外国人の作品を見ているとは思えないものもありました。

植物学者でもあったガレは、自邸の庭園に日本から来た植物をたくさん植えていたそうです。
生き生きとした昆虫や草花の躍動の一瞬を捉えたガラス器はとても美しく、会場をめぐるうち何度もため息が出ました。



時間をかけてゆっくり展示を楽しんだ後は、美術館のレストランでランチタイム。
地消地産の春野菜たっぷりのサラダやスープ、ほろほろで口のなかでほどけるお肉の煮込みがおいしかった!
デザートとコーヒーを心ゆくまで愉しんでいたら、いつの間にかお客さんは私たちだけになってしまっていました。
でも、濃ゆい時間を過ごせて幸せ。






お土産に、ガレの作品のモチーフにも使われているヒトヨタケのペーパーウェイトを。
ヒトヨタケは、名前のとおり一晩で生え出て溶けてしまう、生死を繰り返す茸だそう。ガレはそんなヒトヨタケに循環する生命のコスモを見出し、モチーフに使ったそうです。儚く切なくて惹かれました。


ついでに、冬に見たビアズリー展のポストカードもまだ売っていたので買い求めました。オシャレサロメ。

次はルノワール展に行けるといいな。一緒に美術館やリサイタルに行ってくれるアート友達がいて楽しいです♡

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