読書の夜

2014/12/04 7:27





今朝は晴れていたのに、帰りに突然雨に降られて体が冷えてしまいました。


ゆっくりお風呂に浸かり、熱いコーヒーを淹れて読書の時間。
村上春樹のギリシャ・トルコ辺境紀行の続きを。


“ーこの時間は僧侶にとっても休息の時間であるらしく、庭の隅に三々五々集まって小さな声で話をしている。彼らはいつも小さな声でそっと話をする。そして笑う時はとても静かに微笑む。”



知らない土地についての紀行を読むのが好きです。

ギリシャには、ギリシャ正教のアトスという聖地があり、険しい山々と切り立った崖にいくつもの修道院が点在していて、女人禁制の自治国家のようなものを保っているそう。


どの修道院に行き着いても必ず出てくるルクミというひどく甘いゼリー菓子や、真夜中に打ち鳴らされる礼拝のための鐘の音。
村上春樹ならではの朴訥とした視点が面白いです。

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